ADHDの娘との成長

私には中学3年生になる娘がいます。彼女は幼少期にADHDと診断され、非常に強いこだわりを持っていました。

特に、保育園から帰る際に特定の公園に立ち寄らないとパニックに陥り、暴れることがありました。普段は問題がない時でも、立ち寄れない状況になると、本当に大変でした。

「普段は立ち寄るのに」と言う彼女に、「今日は急いでいるから」と何度も大声で説明しました。分かっているはずなのに、つい手を出しそうになるほど、難しい瞬間でした。

通園路に関しては非常にこだわりが強かった彼女ですが、ADHD特有の性格で、好きなことにはとことん打ち込むことができました。

特に絵を描くことに長けており、先生からのサプライズで、保育園を卒業する際に親への感謝の手紙を書く機会がありました。その手紙には、私の似顔絵と「お父さんありがとう」というメッセージが書かれていました。

その似顔絵は私の特徴を見事に捉えており、本当に私そっくりでした。その瞬間、娘が生まれてきて本当に幸せだと感じ、涙が止まりませんでした。ADHDの困難な状況にもかかわらず、彼女の存在は私にとって、非常に貴重で、大切なものとなっています。

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